栄養コラム⑤貧血について

貧血 アスリートスポーツ栄養

元高校球児管理栄養士のたまきです!

今回は貧血についてです! 

アスリートは貧血に関して特に注意が必要となる

貧血は赤血球の構成成分であるヘモグロビンが減少したり、赤血球そのものの数が減ることで、各組織への酸素運搬量が減ってしまっている状態です。

貧血状態になると目眩やふらつき、息切れ、倦怠感、などの少々が起こります。

また、心臓は全身に酸素を供給しようとするために鼓動が早くなります。

貧血が長期的に続くと心臓にも負担がかかり心臓の肥大にも繋がります。

これら顕著な症状が出ていなくても赤血球減少による酸素の運搬能力低下は、アスリートのパフォーマンスを大きく低下させてしまいます。

人間のエネルギー産生について

人間はエネルギーを作りだす際に大きく分けて有酸素系と無酸素系の二つの経路があります。(無酸素系は細かくすると二種類ありますが今回は省略します)

無酸素系は酸素を必要とせずエネルギーを作り出します。強度の高い運動を行う際は主に無酸素系が働きます。

有酸素系は酸素を利用しエネルギーを作り出します。

こちらは持久的な運動の際に優位に働きますが、実際に強度の高い運動の際も全く働いていない訳ではないです。サッカーやバスケ、ラグビー、など多くのスポーツは有酸素系、無酸素系運動のどちらも織り交ざった運動となります。(間欠的運動といいます)

従って有酸素系がうまく働かないとほとんどの競技ではパフォーマンスが低下してしまいます。酸素の供給は競技中莫大なエネルギーを利用するアスリートにとって非常に大切なのです!

貧血状態になるとこの有酸素系のエネルギー産生能力ががくんと低下してしまいます。

貧血の原因の多くはヘモグロビンの材料となる鉄の供給不足で起こる鉄欠乏性貧血です。

主食だけ、野菜だけなど偏った食事などをしていると鉄は不足しやすく貧血になってしまいます。さらにアスリートは一般人と比較して必要となるエネルギーが多い為、その分鉄の必要量が多く必要となります。

一般的には足りていてもアスリートとしては不足しているといったこともあるのです。

 

成長期のアスリートは注意が必要です。

体が大きくなるにつれて循環血液量も増えその分ヘモグロビン(鉄+タンパク質でできたもの)が必要になります。循環血液量の増加にヘモグロビンが追い付かないといったこともあるのです。

なかなか疲労が抜けない、スタミナが落ちた、すぐに息が上がるなどを感じている場合はもしかすると貧血状態となっているのかもしれません。

女子アスリートは最も貧血に注意が必要です。

女子アスリートは運動による鉄の必要量増加だけでなく、月経による鉄の損失も考える必要があります。

月経が起こっている際は、運動量や食事内容を特に気を付けておく必要があります。

その他貧血の原因では足の裏の赤血球を衝撃で壊してしまうことで起こる溶血性貧血といったものもあります。バレーやバスケなどジャンプ競技の選手や長距離走の選手などに起こりやすいとされています。

貧血は様々な原因で起こり、誰にでも起こるリスクがあることを認識することが大切です。

貧血を調べるにはセルフチェックなどの方法もありますが、血液検査を行いヘモグロビン量やフェリチン量などを調べることが一番正確です。

アスリートの場合は年に一度は検査をしたほうが良いと思います。今はスポーツ内科といった、アスリート専門の医療機関もあります。

 

次回は貧血に対してどういった食事をすればいいのか、何を気を付けるのかをまとめたいと思います。

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